お世話になっております。しんぺーです。
今回はコードの転回です。
前回、前々回と、メジャーコードとマイナーコードを勉強しました。
前回までの記事を読んでくれた方は
CとかFmとかAとかDmが出てきてももう怖くありませんね!
この対応表もピアノの鍵盤を叩きながら頭に刷り込んでいただければと思います。
毎回登場する↓の名曲も段々ピアノでコードを弾ける感じがしてきたのではないかしら。
それは一旦置いておきまして、
前回までの、メジャーコード、マイナーコードをできるようになった方は、さらにそのコードを転回しちゃいましょう!グレードアップさせましょう!
ということです。
転回形を覚えることであなたの弾くコードにより広がりが出てくること間違いなし。
うぬ、転回とはなんぞや、、、回転とは違うのか、、
と、頭に???が浮かぶ方、それでいいんです。初めてなんだからそれでいいんです。
しかも聞いてみたら、なーんだ、そんなことかよ、ってなるくらい簡単なことだから安心してくださいね。
ではまず、コード界のスタンダード野郎「C」を思い出してください。
Cは、(ド、ミ、ソ)を同時に弾くでしたね。
ここで注目してほしいのは、Cに含まれる構成音(ド、ミ、ソ)です。
最初にコードの基本を学んだ時は、まずそのコードの根元(ルート)を探すといいました。
つまり、Cであればドを、Fであればファを、Aであればラを見つけて、その上に音を重ねて和音を作ると言いましたね。
※ここら辺はこのブログの②に詳しく書いてあるので忘れちゃった方はもう一度読んでみてくださいね。↓
初心者でもピアノコードで弾き語り②〜Cを知ろうぜ〜 - ミュージシャン謎の地方公務員の執務室(異動後)
何度も言いますが、Cであれば(ド、ミ、ソ)です。慣れるまではこの形で音を重ねてコードを弾きましょう。
慣れてきたら(そのコードの構成音を覚えてきたら)、音を重ねる順番を変えて弾いてみようぜ!ということです。
これがコードの転回です。
多分まだ頭に???ですよね、でも簡単なんです。
これまでCを(ド、ミ、ソ)で弾いてたところを、音を重ねる順番を変えるわけです。(ミ、ソ、ド)とか(ソ、ド、ミ)に変えて弾くだけです。↓の動画を見れば一目瞭然です。(動画は8秒くらいです。)
わかりましたでしょうか、C(ド、ミ、ソ)は、(ミ、ソ、ド)でも(ソ、ド、ミ)でもCなんです。含まれる音が同じだから、同じCなんです。これをCコードの「転回形」というわけです。
なんだよ、同じなんだったら覚える必要ネージャネーカ!このやろう!キィイーー!!
とか早まらないでください、CはCなんですが、上の動画でも聴いてもらえばわかるように、響きが違います。
Cを(ド、ミ、ソ)だけで弾くより、(ミ、ソ、ド)と弾いたり、(ソ、ド、ミ)で弾いたりできる方が音楽に広がりが出てきます。
ただ単調に一つの形でコードを弾き続けるのと、コードの転回を使うのでは、聴いている側に与える印象も違います。
コードの形を一つしか知らないで弾いているのと、同じコードでも転回形という選択肢を持って弾いているのでは全然表現の豊かさが変わってきます。
醤油ラーメンは醤油ラーメンでも、背脂がたくさん乗ったスープもあれば、煮干が効いたスープもあるし、鶏ガラ醤油スープもあります、同じ醤油味でも一種類しか食べないより色々食べた方が飽きがこないですよね。それと同じです。
いや!わしは煮干し系の醤油しか食べないんじゃ。一生同じ煮干しスープを食べても平気なんじゃ!わしはな、、煮干しを、、愛している。
とかいう人も中にはいるかもしれませんが、まぁそういう人は煮干しを愛していてください。
話を戻します。
さきほどはC(ド、ミ、ソ)を例にとって転回形を学びましたが、どのコードでも同じです。基本の形から音を重ねる順番を変えるだけです。
F(ファ、ラ、ド)であれば、(ラ、ド、ファ)、(ド、ファ、ラ)が転回形です。
まずは基本の形に慣れましょう!そのあとにあなたの弾き語りをグレードアップさせるためにも転回形をマスターしましょう!
きっと基本の形に慣れた後ならそんなに難しくないでしょう。
そして、また次回以降に書きますが、コードの基本形、転回形に慣れてきたら、今度はその和音を分散することでアルペジオという必殺技が使えるようになります。
そこまでたどり着ければあなたのピアノの弾き語りがとても豊かなものになること間違いなし!
いきなり色んなことに手を伸ばしても散らかってしまうので、今回は転回形を覚えましょうということです。
千里の道も一歩からですので、少しずつ慣れていきましょうね。
ちなみに、カーペンターズの名曲「yesterday once more」
タイトルを知らなくてもサビの(エーヴィーシャラララー、エヴィウォウウォウ)ってフレーズを聴けばきっと効いたことあるはず。
その曲の前奏は、コード「E」の転回形です。
「E」は基本形は(ミ、ソ#、シ)ですが、その転回形(シ、ミ、ソ#)が前奏になってます。いやー、世界に残る名曲もこういう基本的なことを使ってくれてるわけですねー。いいですなー。
以下の動画でコードの転回形について、ピアノを弾きながら解説してますので、お時間ある方は是非参考として見てみてくださいね。
まとめ
- コードの転回形を使うためには、まずコードの基本形に慣れる
- コードの基本形だけを使うより、転回形を使える方が音楽に広がりが出る
- コードの基本形、転回形を覚えたらアルペジオにステップアップ出来る
今回は以上です。次回は、さらにあなたの弾き語り人生を豊かにするために、テンションコードの読み方をレクチャーしましょう。テンション高めでいきましょう、ウヒョぁアーヒャーー!今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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2018年10月22日(月)
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