ミュージシャン謎の地方公務員の執務室(異動後)

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ディスクふにゃふにゃシステム(⇦エレピの打鍵音の緩和システム)作ってみた

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お久しぶりでございます。謎の地方公務員しんぺーです。

いやー、引っ越して1ヶ月、ようやく新居にWiFiが繋がりました。

ネットがない生活がこんなにも不便だったとは!いや正確に言うとネットなんかなくても生活はできるんだけど、あまりにも普段の生活にネットが浸透していて、無いとストレスが生じる。

しかし、昨日ようやくNURO光が繋がったので、今はネットし放題です。というわけで色々書きたかったブログをちょくちょく更新していきたいと思います。

 

そしてブログ再開1発目のタイトルがいきなり「????」だと思うのですが、これはあれです、いわゆるエレピの打鍵音の騒音対策です

 

そう言ってしまえばそれまでなのですが、せっかく作ったのでどんなものなのか、そしてどれくらい効果があるのか説明したいと思います。

 

これから一人暮らしでエレピ弾く人や、エレピ弾いてて騒音の苦情が入ってしまったは是非参考にしてください。

ピアノ弾かない人は、なーんだ今回のテーマは自分には関係ねーや!とか言わずに、最後にライブ告知してるのでついでに最初から最後まで読んでください。

 

目次

 

ディスクふにゃふにゃシステムとは

さっきも言いましたが、防音(主に振動)に対する対策方法なんですね。

私も最初は全然知らなかったのですが、(エレピ 振動 打鍵音 対策)とかでGoogle先生に聞くと検索結果に出てきます。

 

細かく歴史を紐解いたわけでは無いので、ネット上で仕入れた浅い知識ですが、

そもそもは、エレキドラムの防音対策として《タイヤふにゃふにゃシステム》というものがあったんです。

 

エレキドラムをドカドカ叩くと、下の階への振動がやばいらしいんです。

自分はドラム叩か無いけどなんとなくわかります。

 

あんな叩きまくる楽器をたった床一枚を隔ててドカドカと、さらにバスドラやハイハットに至ってはペダルを踏み込むたびに床に直接振動与えるわけですから、下の階がうるさく無いわけが無い。

 

自分の上の階の住人がいきなりドラム始めて、四六時中ドカドカいってたらどんなに修行を積んだ徳の高い僧でも木魚放り投げて殴り込むレベルですよ、多分。

 

そんな怒り狂った僧を鎮めるために(違う)電子ドラムの振動対策として、タイヤふにゃふにゃシステムをドラマーの方が考えたんですね。

構造はいたってシンプルで、簡単に言うと、エレキドラムを直接床におかずに、空気を入れたタイヤチューブを間に挟んで、衝撃を緩和しようというシステムです。

ざっくり上から順に構造を並べると

 

〈エレキドラム〉

〈ドラムマット等〉

〈ベニヤ合板等〉

〈敷き詰められたタイヤチューブ

〈バスマット、コルクボード等〉

〈床〉

 

こんな感じですね、気になる人はタイヤふにゃふにゃシステムで検索するとたくさん出てきます。

 

そしてこの〈タイヤふにゃふにゃシステム〉を進化させたものが〈ディスクふにゃふにゃシステム〉な訳ですね。 

ここでいうディスクとは↓のような体幹を鍛えるバランスディスクのことです。

item.rakuten.co.jp

 

タイヤのチューブより耐荷重が大きく、空気も抜けにくいということで、このバランスディスクを間にかますやり方が今は主流なようです。

そして、このディスクふにゃふにゃシステム、検索するとたくさん出てくるのですが、そのほとんどがエレキドラムの振動対策なのです。

 

エレキドラムの振動もさることながら、見逃されがちなのが、エレピ(キーボード)の振動。

ヘッドフォンつけて弾いてるから音は外に漏れないし、ガンガン弾けるぜ!!とか思っちゃうんですが、(自分も最初はそう思ってました。)実は鍵盤を弾いた時に床に振動が伝わって、下の階ではコツコツドコドコ、振動が響いているんですよ

 

実は恥ずかしながらあたくしも、これまで何箇所かマンションに住みながらキーボードを弾いていましたが、運良く1階だったり、鉄筋コンクリート造(木造や軽量鉄骨より防音性能が高い)だったりで、たまたま苦情が来なかったのであまり気にしてなかったんです。

 

が、知り合いの家にいった時、2階からキーボードの打鍵振動がドコドココツコツすごい勢いで聞こえてきたので、気づいてしまいました。

あ、キーボードの打鍵音ってこんなにうるさいんだなぁ、、、と。

こんなの毎日続いて下の階住んでたら大変だなぁ、、、と。

 

あたくしもミュージシャンの端くれなのでほぼ毎日鍵盤を触るので、早急に対策をしなければ!と思ったわけです。

 

が、エレキドラムのディスクふにゃふにゃシステムのレビューはたくさんあるのに、キーボードのレビューは少ないんですよね。

なのでとりあえず自分なりにやってみよう!と

エレキドラムのディスクふにゃふにゃシステムを参考にしながらキーボード用のシステムを構築してみよう!と

思い立ったわけです。

 

対策前 

対策する前の作業部屋がこちら↓

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前の住居でも使用していた、床を傷つけ無い用のマット一枚を敷いただけとなってます。

試しにこの状態でピアノを弾いて、下の部屋で振動音を聞いてもらったんだけど、びっくりするくらいドコドコ鳴ってたぞ、と言われてしまいました。

特に最近よく弾いているブギウギピアノなんか弾こうものなら、左手がずっとビートを刻んでるのもあって、ドコドコガツガツ、さらにうるさいらしいです。

そこでディスクふにゃふにゃシステムの出番ですね。

 

ディスクふにゃふにゃシステムの構築

 システムの構築、、とかいうとすごい難しそうに聞こえてしまうのですが、最初に行ったように、要は振動を吸収する空気層(バランスディスク)を楽器と床の間に挟み込む、それだけです。

スマホで情報収集しながら、引っ越しの荷ほどきもそこそこに対策しました。

まず必要な材料を揃えるところからはじめました。

材料
バランスディスク

購入したバランスディスクは、↓です。2個で1700円。4個買ったので3,400円。

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item.rakuten.co.jp

 

コルクジョイントマット

近所のホームセンターで買ってきました。

9枚入り@1,077円

よく小さい子供がいる家庭で弾いてあるパズルのピースみたいなやつですね。

これを床に敷く分とベニヤ合板の上に敷く用とで2つ(18枚)買いました。

2つで、2,154円

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防振マットと防振ゴム

ホームセンターに行ったついでに、意味があるかわから無いけど、念のためキーボードスタンドの足の下に敷く用の防振マットと防振ゴムを買いました。

防振マットが4枚入りで948円

防振ゴムが一枚@98円で、4枚買ったので392円

 

 

ベニヤ合板

ベニヤ板は、ラワン合板というもを買ってきました。

2,780円。

合板のサイズはキーボードスタンドがすっぽり上に乗ってバランスが取れるサイズを事前にメジャーで測ってから行きました。

ホームセンターで言えばカットしてくれる(有料)ので、カットしてもらいました。2箇所しかカットしなかったのでカット代は86円。

カット後のサイズは、1200㎜×600㎜で厚さは18㎜。

もっと薄っぺらい12㎜とか9㎜とかもあったけど、キーボード乗せてバキッとか割れることを恐れて、18㎜にしました。

 

さて!これで材料は全て揃った!

あとはシステムを構築していくだけである。

 

組み立て

まずは床にコルクボードを敷き詰め、その上に適度に空気を入れて膨らましたバランスボールを置きます。

バランスボールの空気は、パンパンではなく、適度に入れた方が衝撃を吸収するらしいです。

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次にその上にサイズを合わせてカットしたベニヤ合板を乗せます。

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さらにその上に再度コルクマットを敷きます。

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さらにその上にもともと床のキズ防止に使っていたマットを乗せて、キーボードスタンドの足4箇所に防振マットと防振ゴムを敷きます。

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キーボードスタンドの足を拡大するとこんな感じ↓

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断面図はこんな感じ↓

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最後にキーボードを乗せたら、このブログの冒頭の写真のようになったわけですな↓

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意味あるかわから無いけど、ダンパーペダルの下にも余ったコルクボード敷いておきました。

これでシステムの構築は完了です!

 

かかった費用

  • コルクボード9枚入り×2 2,154円
  • ベニヤ合板         2,866円(カット代込み)
  • 防振マット           948円
  • 防振ゴム×2         196円
  • バランスディスク×4   3,400円

合計 9,600円

でした。

防音室をつくるよりもかなり安価な振動対策ディスクふにゃふにゃシステム。

ディスクふにゃふにゃシステム効果やいかに

肝心の効果ですが、結論からいうと効果はあります!
 このシステムを構築後、知人に弾いてもらって下で振動音を聞いたんですが、確かに音が小さくなっている。

ただし、当たり前ですが、無音にはなりません。やっぱりコツコツ言います。

対策前がドカドカドコドコだとしたら、コツコツカタカタって感じです。

時計の針が聞こえるほど静寂した部屋の中にいれば余裕で聞こえるレベルです。

 

でも、対策前と比べると明らかに小さくなってることだけは間違いない。

テレビとか見てたらあまり気になら無いくらいかな。 

 神経質な人は気になると思う。

 

でも効果は間違いなくあるので、もしキーボードの振動対策をしたいって人がいたら参考にしてください。

 

その他注意事項

このシステム、床の上にどんどん組み立てていくので、最終的にピアノを弾く位置がだいぶ高くなります。15センチくらいかな。

なので、その分椅子も高くできるものを用意し無いと、苦しい体勢でピアノを弾くことになるので要注意。

自分は、ライブでも部屋でもドラム椅子を使ってるんだけど、ドラム椅子なら結構高く調節できるから問題なく弾けています。

 

あとは、ふにゃふにゃシステムの名前に由来する通り、少しグラグラします。

まぁ、そのグラグラが振動を吸収してるからしょうがないジレンマなのですが、私はそこまで気にならないです。

 

以上!ディスクふにゃふにゃシステムでした!

 

いやー、久しぶりのブログだからだいぶ長くなってしまった!

最後まで読んでくれた方ありがとう!

 

あと最後にライブ告知させてください。

三上ナミと謎カンパニー(ナミナゾ)、2019年の春に帰ってきます。

こんなフライヤーも作りました。三上ナミの後ろで自己主張の強い心霊写真のように写っているのが私です。

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出演時間はまだライブハウス側から連絡来ていませんが、どのライブも夜19時以降の

出演です!

新曲やります!

久しぶりのライブにメンバーも気合が入っているので是非とも遊びに来てください!

詳細は、ナミナゾのホームページ

http://nammynazo.com

twitterでUPしますのでぜひチェックしてください!!

twitter.com

 

そしてライブに来る前にライブ動画も是非みてやってください。


蟲の息(三上ナミと謎カンパニー)

 


夜のくちづけ(三上ナミと謎カンパニー)

 

 

 

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星屑とうさぎ - Single

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以上!ながながと書きましたが、読んでくれてありがとう!

それでは御機嫌よう。