ミュージシャン謎の地方公務員の執務室(異動後)

音楽のことだったりラーメンのことだったり戯言だったり

1からラーメンスープを炊きました。大変だったけど店の味!満足。

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お世話になっております。謎の地方公務員ことしんぺーです。

今日は、ラーメンスープを一から炊いてみる、ということでね。やってみました。

なぜそんなことを始めたかというと、そもそもラーメンは大好きなのですが、新型コロナウイルス感染拡大防止の為の緊急事態宣言下において、外出自粛を余儀無くされているので、大好きなラーメンを食べにいけない。そこが始まりです。

ちなみに、好きなラーメン屋は数多くあるのですが、とりわけ中毒性が高く、何度も食べているラーメンが「一条流がんこラーメン」です。

総本家が四谷三丁目にあります。神保町にある「覆麺」もその一つです。

四谷三丁目も神保町も毎週行って食べたいくらいなのですが、今はグッと堪えなければなりません。不要不急の外出は避けて、コロナの野郎から日常生活を取り戻すことが先決ですから。

ただそうはいってもラーメンは食べたい。そうか、自分で作ってみよう。というわけです。「一条流がんこラーメン レシピ 」で検索です。

 

今は便利な世の中ですね、こんなマニアックなレシピあるわけないかなと思ったら、再現してる人がいました。↓のサイトの人凄すぎです。いろんなラーメン屋のレシピを再現しています。私も一条流がんこラーメンのレシピを参考にさせていただきました。

http://ramenrecipe.blog.fc2.com/

 

というわけで早速近所の肉のハナマサでラーメンの材料を買いに行きました。

今回使った材料は以下のとおり。

 

《スープ》

・鶏ガラ1羽分冷凍 

・干し椎茸 2個

・長ネギ1本(青い部分)

・剥きニンニク8粒

・生姜半分

・リンゴ半分

・スルメ一枚

・昆布

・鰹節

・水

・日本酒100ml

 

《チャーシュー》

・豚バラ肉ブロック

・醤油

・みりん

・長ネギ(青い部分)

・剥きニンニク

 

《鶏油》

鶏皮 250グラム

長ネギ(青い部分)

 

それでは早速スープを作ります。!あ、ちなみに備忘録でブログに書いているだけなので、正確なレシピの参考にはなりませんのであしからず。

あー、素人が頑張ってるなーくらいにみてください。

 

下茹でして汚れをとった鶏ガラと、長ネギ、リンゴ、ニンニク、生姜を入れて鶏ガラがうまるくらいまで水を入れて火をつけます。

 

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沸騰すると灰汁がぶくぶく出てくるので、丁寧に取ります。丁寧にとると透き通ったスープになります。まぁ序盤たくさん出てくる灰汁を丁寧に取ってしまえば、そのあとはそんなに灰汁は出ません。

 

そして、なんとなくスルメも。チョキチョキと調理用ハサミで細切りにして、リンゴや長ネギと共に投入しました。

がんこラーメンの店舗って乾物系のスープの香りが漂ってくるんだよね、四谷三丁目も神保町も。あの匂いがまた食欲をかき立てるんですよ、なのでスルメも入れてみました。

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あとは、日本酒も入れてひたすら弱火でことこと煮込みます。

 

昆布と鰹節は、別の鍋でだしを取りました。なんとなく。

昆布に水を張り20分くらい放っておいてから火をつけて沸騰する直前に昆布を取り出して、鰹節20グラム(適当、手でつかんでいれました)を入れてグツグツ出汁を取りました。

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昆布と鰹節の出汁が取れたらスープの寸胴にぶち込みます。美味しくなあれ。

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見た目悪いけど、スープの香りが最高です。店から漂ってくるあの感じ。こんなの自宅で出せるのかってくらい美味そうな匂いがしてきました。ラーメン好きならわかってくれる匂いだと思います。もうあとは3時間くらいコトコト丁寧に炊くだけですので、その間にラーメンの風味付けにかかせない鶏油や焼豚を作りました。

もちろんインターネットでレシピを調べて作りました。

 

鶏油作り

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鶏皮をカリカリに焼くと、黄金色の油が出てきます。

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ちょうど空のラー油の入れ物があったので、入れてみました。

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あとで、カエシ(醤油ダレ)と共にどんぶりに投入します。

 

お次は焼豚。豚バラブロック。大きいので4つに切り分けました。

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表面を焼いてから煮ます。

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1時間くらい水で煮たら、今度はタレの中で30分くらい煮ます。醤油が焦げないように弱火でね。

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本当は1日くらいタレにつけておいた方が味がしみるらしいんだけど、今日食べたいので、4つのうち3つは、タレに漬け込んで、残りの1つを使うことにしました。

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そうこうしているうちに、スープがとてもいい感じに!

鶏ガラだけではなく、乾物の旨味がきいたお店のような深みのあるスープが出来てきました。顆粒のスープとは全然違う!いや顆粒のスープも便利で美味しいんだけど、なんというか、漂う本物感!味が何層にも感じられて深みがある。

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上のサイトを参考に醤油とみりんに塩を入れて煮立てて作ったカエシも用意しておきます。このカエシと鶏油とスープが合わさることでお店で食べるような深みのあるスープになります。まぁ一条流がんこラーメン総本家は、めちゃくちゃ旨味が凝縮したスープなのでカエシなしでも濃厚で半端なく美味いです(100ラーメン)。

今その話をするとややこしくなるのでしません。今回は、スープ、カエシ、鶏油でラーメンスープを作ります。

 

ベストな分量を見つけるために、何回かブレンドしたところ、今回は、スープお玉4杯、カエシ30ml、鶏油好みの量で行くことにしました。

下の写真がブレンドしたラーメンスープです。美味しそうでしょう。まじで美味いです。深みがあります。がんこラーメンの上品(品名ね)って感じです。

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さあ、ベストな分量がわかったので、いざ食べん!麺は、肉のハナマサで買ってきた細麺です。がんこで使っているサッポロ麺フーズの麺があれば最高だったんだけど、流石になかったので、似たような麺をチョイスしました。

 

ちゃんと器を熱湯で温めてから、鶏油とカエシを準備。

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スープを注ぎ込むとこんな感じ。美味そー!!フライングしたネギも入ってます。

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麺をインしたのがこちら、早く食べたい

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長ネギ、焼豚、メンマというシンプルな布陣で完成!

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いやー本当に美味かった。お店の味。なんというか、本当何度も言うけど、深みが出るのよね。どこがどうなのかはわからないけど、それぞれの旨味がきっちりスープに活かされている感じ。あと引くスープ。最高でした。

でも13時半頃に作り始めて、いろいろやってたら食べたのは18時頃でした。やっぱり大変。圧力鍋があれば違うのかしら。材料費も4000円以上かかりました。まぁ、全部を使い切ったわけではないから、実質もっと安いけど。

 

こんだけ時間かけて作った美味しいラーメンが、お店だと5分で出てくるんだもの。そりゃお金払うよね。でも今日は、「作る」という行為自体がいい経験になったし、とても楽しくて美味しくて満足でした。

 

ちなみにスープはまだ全然あるので、半分はジップロックで冷凍して、残りは、また明日追い炊きしてラーメン食べます。

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いやー幸せでした。読んでくれてありがとう。いい曲かけそうです。

ラーメン好きの皆さんも是非自宅でラーメンスープ、試してみてくださいね。

 

ではまた次回お会いしましょう。謎の地方公務員しんぺーでした。